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定年後も薬剤師として働くには?仕事を探すコツと注意点

この記事の最終更新日は2020年05月13日です。
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50代後半に入ると、薬剤師として後どのくらい仕事を続けられるか考える人も多くなります。「定年を迎えたあとも働きたい」と考えているものの、実際に現役として採用してくれる就業先があるのかも不安です。
定年後に薬剤師として働くための仕事探しのコツや注意点には、どんなものがあるのでしょうか。生涯現役で働くためにも、知っておきたいポイントをみていきましょう。

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薬剤師の定年はあるの?

平成25年に厚生労働省が発表した就労条件総合調査結果の概況(※)では、定年制を定める企業が93.3%、内定年年齢を一律に定めている企業は98.4%となっています。また、定年の年齢は60歳で83%、65歳で12.5%という結果があり、大半は60歳で定年を迎えることになることもみえてきます。

多くの企業が60歳で定年を迎えるように、薬剤師も就業する企業の規則が60歳に設定されていることは予想できるでしょう。しかし、少し嬉しい結果もみえています。

同調査では、医療・福祉産業においての調査結果が示されていて、60歳で定年を迎える割合は49%、65歳では41.2%という結果です。薬剤師限定の結果ではありませんが、病院内の薬局等であれば、65歳まで働ける確率も少しはあるという期待ができます。

薬剤師免許には期限がありませんが、企業で設定される定年の年齢はあります。大半は60歳と認識して間違いなさそうです。

(※)参照元:結果の概要(2 定年制等)|平成25年就労条件総合調査結果の概況|厚生労働省表14より

定年後も薬剤師として働ける?再就職について

定年制度を設ける企業が多い中、同じように勤務延長制度や再雇用制度を導入している企業(※)も多いのが現状です。定年後も薬剤師として働けるような制度は整えられているため、勤務した企業での延長や再就職は高い確率で可能になるでしょう。

また、超高齢化に伴って医療分野でも現役として活躍する人の平均年齢は高くなっています。こうした社会的背景からも、定年後に薬剤師として働ける場所は今後増えていくことが考えられています。

「再就職は無理かな?」と諦めるには、まだ早いかもしれません。定年を迎える前に、再就職に向けて少しずつ準備も始めていきましょう。

(※)参照元:結果の概要(2 定年制等)|平成25年就労条件総合調査結果の概況|厚生労働省表15より

自分にあった薬剤師の仕事探しのコツと注意点

薬剤師が定年を迎え仕事探しを始めるには、体力的な問題や時代の流れを踏まえた活動が必要になってきます。仕事探しのコツと注意点をそれぞれご紹介していきます。

定年を迎える薬剤師の仕事探しのコツ

60歳を過ぎてからは、若かった頃よりも求人数は少ないかもしれません。また、高かった年収も1/2程度までガクっと下がることもあります。現状を理解して仕事探しをしないと、いつまでも職が見つけられないことになりますので、現役と変わらない待遇を期待しないのも仕事探しのコツです。

また、長年培ってきた経験やスキルを一旦可視化させるために、ノートなどに書き出してみましょう。仕事探しで面接をする際にも、今までの自分のキャリアを整理してアピールすることに役立ちます。

正社員としての勤務じゃない場合でも、自信を失ってはいけません。派遣やパート、アルバイトでも、力を必要としてくれる勤務先はあるはずです。年齢的にも若者を育てていく年代ですから、業務形態にこだわらずにチャレンジしてみましょう。65歳までの求人は意外と多くなってきています。

定年を迎える薬剤師の注意点

薬剤師のハードな仕事に耐え続けてきたので、新しい職場でもバリバリ働きたいと考えるかもしれません。しかし体力はこれからも日に日に衰えていきます。「勤務日数が多い!やった!」と考えてしまうのは、少し危険です。無理のない勤務体制・勤務時間で働き、気持ちにゆとりができるよう心掛けていきましょう。

就業先によっては、残業の多さが問題になることもあります。就業してから問題に気がつくことも少なくありません。できるかぎり門前薬局のような場所で、日祝休みで残業の少ないところを選びたいものです。

また仕事探しで面接を受けるときにも、自分より若い世代が上司になることとなります。コミュニケーションを大切にしながらサポートし、若い世代の成長を支えるつもりでいい環境づくりができるようにしましょう。

定年後を見越して長く働ける職場で働くのもおすすめ

定年退職をしてしまったあとは、少しでもブランクの少ない内に次の就業先が見つけられるのが理想的です。しかし実際には、自分の働くエリアにある薬剤師求人を網羅できないことや希望の条件がない、勤務先まで遠すぎるなどといった問題も出てきます。

転職が上手くいかず期間だけが過ぎてしまえば、不安が募るばかりでなく働くことの敏感さや瞬発力なども衰えてくるかもしれません。

定年を迎える前に薬剤師転職エージェントなどへ登録を済ませ、エージェントの力を借りながら仕事を探すと、うまく見つけることができます。自分の代わりに最適な職場を探してくれるので、活用しない手はありませんね。

うまく活用するためにも、まずは退職後にどんな働き方がしたいのかを明確にしておく必要があります。少しずつ準備を進めて、生涯現役の薬剤師を目指しましょう。

薬剤師は定年後も働ける柔軟性の高い職業

薬剤師免許を取得していれば、現役中から定年を迎えるまで、その後にかけても必要とされる場所は見つけられます。60歳といってもまだまだ若々しい世代。今まで積み上げてきたキャリアを無駄にしないよう、少し早めの段階から準備をすすめていきましょう。

忙しい業務の中で仕事と転職活動を両立するのは、意外と大きな労力が必要になりますので、薬剤師転職エージェントに力を借りながら最適な就業先をじっくり探してみてくださいね。